久々のデッキ紹介です。
今回の紹介デッキはストーム系のニューウェーブ「ANT」です。

ANTはむかつきをキーカードにしたストーム系瞬殺コンボデッキです。
デッキそのものを軽量のスペルで固めることで、
むかつきのライフルーズを最小限に留め、驚異的なドローを可能とし、
ドロー後、マナ加速・ドロー・サーチ等でストームを稼ぎ、
最後に定番の苦悶の触手で吸いつくします。

ANTは、スピードこそベルチャーやTESに若干劣りますが(ANTは1キルもできます)、
その安定感の高さから最近急激に使用者数を伸ばしています。
事実、「むかつき通せば勝ち」といわれるような実質1枚コンボであるため、
禁止との声も聞こえてくるほどです。
現段階でレガシー最強のストームデッキだと思います。


ANTは最初期の青黒2色をベースに、
現在ではタッチ白とタッチ白赤の2種類が一般だと思います。
海外では3色、日本では4色が人気のようです。
ANTは最近できたデッキなのでともに研究中のようですが、大まかな骨組は決まったようです。

以下参考レシピ
Ubw型
Ad Nauseam Tendrils by Oliver Kull
instant [24]
2 Ad Nauseam
4 Brainstorm
4 Cabal Ritual
4 Dark Ritual
4 Mystical Tutor
4 Orim’s Chant
1 Pact of Negation
1 Rushing River
sorcery [11]
1 Duress
4 Infernal Tutor
4 Ponder
2 Tendrils of Agony
artifact [11]
3 Chrome Mox
4 Lion’s Eye Diamond
4 Lotus Petal
land [14]
4 Flooded Strand
2 Island
4 Polluted Delta
1 Scrubland
1 Swamp
1 Tundra
1 Underground Sea
60 cards

Ubwr型
Ad Storm by Ryousei Kawai
instant [20]
2 Ad Nauseam
1 Ancient Grudge
4 Brainstorm
2 Cabal Ritual
4 Dark Ritual
1 Echoing Truth
4 Mystical Tutor
2 Orim’s Chant
sorcery [13]
3 Burning Wish
4 Duress
2 Infernal Tutor
4 Rite of Flame
artifact [14]
4 Chrome Mox
4 Lion’s Eye Diamond
4 Lotus Petal
2 Mox Diamond
land [13]
1 Badlands
4 Gemstone Mine
1 Island
4 Polluted Delta
1 Swamp
1 Tundra
1 Underground Sea
60 cards
Sideboard:
3 Dark Confidant
1 Ancient Grudge
3 Angel’s Grace
1 Orim’s Chant
1 Empty the Warrens
1 Infernal Tutor
1 Meltdown
1 Pyroclasm
1 Rolling Earthquake
1 Tendrils of Agony
1 Thoughtseize
15 cards

お互い共通のパーツは
Ad Nauseam…いま最も危険なカード!1枚コンボ。
Brainstorm…基本。
Dark Ritual…基本。
Mystical Tutor…マナ加速からコンボカードのサーチまで!ANTの強さの半分はこいつ。(ウソ
Chrome Mox…基本。
Lion’s Eye Diamond…ストーム系コンボの命の源。バンは勘弁だぜ!
Lotus Petal…基本。
Infernal Tutor…LEDとの美しいシナジーがすばらしい。
Tendrils of Agony…ストームのエンドカード。

この辺は例外なく積まれるようです。

3色型では相手への干渉手段として
オアリムの詠唱…妨害手段
強迫…基本ハンデス。
がメインに4積みされることが多いようです。
また不正利得や各種バウンスが1差しされる傾向があります。
これらのカードを青チューでサーチしてアドバンテージ獲得やメタカードに対抗できます。

4色型では
燃え立つ願い…強力サーチ。
炎の儀式…赤い暗黒の儀式(ぽいもの)
が採用されます。
燃え立つ願いは非常に強力で、
盤面に対する回答のサーチや、むかつきが打てないときの巣穴からの総出といった第2の勝ち手段の確保といった働きが期待できます。


3色はマナソースが安定するのでオアリムをキャストしやすく、妨害行為が積極的に行えます。土地も2枚もあれば十分にしたいことをできると思います。
ただむかつきが打てない・触手が封じられたといった時はもう勝ち手段がありません。

4色は赤ウィッシュのオプションのおかげで幅広く対応できます。
むかつきがうてなくともEtWで盤面を支配して殴り殺したり、時間稼いでコンボを決めたりできます。
ただ非常にマナ基盤が厳しく、ハンドによってはしたいことができない状況が出てくるときがあります。

3色は安定感、4色は対応力といった趣でしょうか。
現時点ではどっちらが優勢か結論できません。
術者の好みや環境で変化すると思います。


プレイングは基本的にTESやイギーを参考にすればいいと思いますが、
ANTはむかつき通すだけでいいので、それらのデッキに比べてもやることは簡単だと思います。
要は妨害手段打ってそのあとむかつき打てばいいだけです(相手が青くないならむかつきのみ!)。
あとはライブラリが勝手に勝ち筋を運んできてくれます(ライフが十分なら)。
キープ基準は3ターン目に妨害+むかつき打てる程度のハンドでしょうか。
足りなければサーチとドローで手に入れましょう。
3ターンくらいで妨害+むかつき打てる条件を整えることができると思います。
土地は最低2枚くらいは置きたいところです。3枚ならかなり簡単に5マナをひりだせると思います。
むかつきがインスタントであることを利用してオアリムを相手ターンに釣りで打つのもありだと思います。むかつきがインスタントタイミングで打てる事を知っている相手であれば非常に悩むことでしょう。


コンボデッキの宿命か、このデッキはカウンターに弱いです。
(といっても、ほかのコンボデッキに比べれば遙かに耐性があるとは思いますが)
一番やばいのは相殺でしょうか。
マナアーティファクトやマナソースを片っ端から打ち消すので相性わるいです。
また、ライフはこのデッキでは重要な要素です(他のコンボはライフは1残ればいい)。
1ライフ=1.2ドローくらい(よしかる体感調べ)ですので、ライフはまさに血です。
ですので速攻でライフを削ってくるデッキは苦手でしょう。(3ターン以内に一桁まで削れるデッキは稀ですが)


これでANTの紹介はおわりです。
ANTはレガシーに突如現れた強力なストーム系コンボデッキです。
そのため、いつ禁止になってもおかしくない状況です。
しかし、そんな状況だからこそ使ってみたくなるのが人情ってもんじゃないでしょうか。
禁止になったっていいじゃありませんか。
むかつきだもの。
束の間のレガシーに舞い降りたANT(Absolute Noble Time)。
これはWotCの贈り物なんです。
一瞬の輝きをあなたに。


【結論】
それでは良いレガシーライフを!

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